私のおかあさん

昨日ママと１カ月ぶりにスカイプをした。

嬉しかった。

別にこれといった報告があったわけでもなく

クラスがどうだとか

そっちは寒いだとか

お母さんがテニス頑張ってるだとか

昨日は私もお母さんも餃子を作ったとか

私の友達の話だとか

日本のテレビ事情だとか

いつも通り他愛もない話ばかり。

でもお母さんの表情が思い浮かぶほど

声がいきいきしていて

ああ久しぶりに話せて嬉しいんだなってわかった

多分、間違いなく

私の声も嬉しさで満ち溢れていたと思う。

家族なら毎日話すことが

当たり前と思っていたし

話したくなんかないくらい

けんかしていたことだってあるけど

こうやって遠くに暮らしてみて

自分がいかにお母さんのことを

大好きか

尊敬しているか

支えられているか

そして似ているかを

実感させられる毎日。

自分が中学や高校のときは

本当にママの気持ちなんて考えていなくて

ごはん作ってもらっても食べなかったり

ずっと不機嫌でいたり

些細なことでイライラしたり

本当に扱いづらい娘だったと思う。

多分とてもかわいくなかった。

でも日本の大学に通っている１年間

一人暮らしをしてみて

親のありがたみを本当に知った。

それなのにまた

親元をさらに離れて。

どうやって親孝行すれば

今までのそして今のこの

私の自由奔放さをカバーできるのか

わからない。

けどいつでもママもパパも

優しかった。

そして今も最高に優しい。

もしかしたら引っ越すかもと

昨日お母さんに伝えたら

「ただでさえ心配なのに

これ以上心配かけないで～。

ごはんが喉を通らないどころか

４，５杯食べちゃうじゃない！」

と言っていて

すごく笑ったし

なんだか心に染みた。

友達何人かがもうすぐＵＯ（オレゴン大学）

に行ってしまうと伝えたら

「なっこもオレゴン大学行きたい？」

と聞いてくれて。

学費も知らないくせに。

どんなとこかも知らないくせに。

その優しさがときに

つらく感じる。

本当に私の両親は優しい。

ＵＯに行く予定はまったくないけれど

そうやって聞いてくれて

じんと心にくるものがあった。

最近ともだちに料理を作る機会が

それなりにあって

みんなおいしいと言ってくれる。

それがとても嬉しくて

またもっと作りたいって思う。

でも振り返ってみれば

去年の夏に帰国していたときでさえも

お母さんの手料理においしいって

言った記憶があまりない。

お母さんの作る料理はおいしい。

まずい食べ物ってなんだってくらい

いつもおいしくて

私だけのために違うもの作ってくれるときも

多々あって

でもおいしいのがもはや

当たり前になってしまってるから

いつも何気なく食べてた。

作る側の気持ちなんてわかってなかったから。

わざわざ言う必要なんてわかってなかった。

私の食の好みも

料理の傾向も

全部ママの影響だよ

いつも毎日毎日

おいしいごはん作ってくれて

本当にありがとう

日本帰ったらどこのお寿司でも

ラーメンでもなく

ママの手料理が１番に食べたい！

そして今まで

おいしいって言ってこなくて

ごめんね。

きっとママは今週も仕事ざんまい。

これからインフルエンザだの

花粉症だのの季節になるから

忙しくなると思う。

今学期はわたしも

かなりキツイから

もしかしたらメールでも

また自分のことばっかり話しちゃったり

またメールするって言って

できなかったり

そんなこともあるだろうけど

お互い頑張ろうね。

そしてもう２日前になっちゃったけど

お誕生日おめでとう。

多分今までで１番

ママといれる時間が短い１年なはず。

でも私の存在が１番大きくなった

そんな１年になるように

私も努力します。

そして毎日を楽しみます。

楽しい報告ができることも

親孝行の１つかなって思うから。

そして私の誕生日までもあと１かげつ。

はたちと言えるのもわずか。

たくさん笑って過ごそう。

笑ってればいいことはある！

おそらく私の身近な友達は

もう聞き飽きているかもしれませんが

ママ大好きだよ！

You are the best mom in the world :)

Thanks for reading!