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A bite of my life in Oregon. アメリカでの生活をゆるく;)

メキシコキューバ一人旅その9〜ハリケーン上陸〜

 

9/9

朝、ホステルをチェックアウト。ここ(casa de ania)は朝食も水も買った分だけチャージされて、後支払いだからラクだったし、ちゃんとプリントした明細?出してくれた!多分珍しいことだと思う(笑)

 

まだ次のホステルに向かうには早かったので(予約もなにもないから、そんなことはないんだけど)Lonely Planetにも地球の歩き方にも載っていたカフェ(があったので行ってみることに。どっちにもそこのハンバーガーとミルクシェーキがおいしいと書いてあったから期待大!

 

だけど、風が強すぎて(笑)
もう風に押されて歩いてる感じor飛ばされる。

 

特に海沿いのストリートがやばくて、誰も歩いてる人はいなかった(笑)

太陽はそこそこ出てるし、暑いんだけどね。

 

で、1時間近く歩いて(なるべく風を避けるために遠回りしてたと思う)それっぽいとこに着いたけど、まあ開いてないよね。

 

しゃーないって思って、帰り道に有名なアイスクリーム屋さん(コッペリア)があるから寄ってみたら、そこも閉まってる!残念!!

 

 

宿を移動するときバックパックが重すぎる&日焼けで肩が痛いから背負ってるのが辛かったため、タクシーを使っちゃおうと思ってウロウロ。

 

そしたらお兄さんに「タクシー?」と声をかけられ、いつもはいらないけどナイスタイミング!と思って「そうそう」って言ったら、「次の通りに行ったら拾えるよ」って教えてくれた(タクシー運転手ではなかったw)

 

結局、「ここだよ」って教えてくれて、タクシー停めるの手伝ってくれた!優しい!でもハリケーンの影響もあってなかなか停まってくれなくて。そしたら「ちょっと待ってて」って走ってどっか違うポイントまで行って声かけようとしてくれた!日本でそこまでやってくれる人なかなかいないよねとっても優しい!!

 

そうこうしてるうちにすでに2人乗せているタクシーが停まって、無事次のカサ(滞在先)に向かえることに。お兄さんスペシャルサンキュー!

 

で、建物の2階がカサなんだけど、外から「ホアキナー!」ってホストの名前を叫んで、ベランダから鍵を落としてもらって入るシステム。

だけど、叫べなくない?(笑)
ちょっとためらっていたら、それを見かねたタクシーのお兄ちゃんが代わりに叫んでくれた!

自分で払うお金を決めるから、ちょっと多く渡しすぎたかなって思ったけど、このへんまで含めて、まあいっかって思った。ポジティブに考えないとやってけん。

 

 

このホアキナの家は旧市街にあって、日本人に有名。行ったときもリビングに日本人が2人いて一緒にお昼ごはんのために外出。でもどんどん雨風強くなってきたので、このあとカサに帰るも、やることないからおしゃべりしたり昼寝したりダラダラ。この日は日本人8人、あと韓国人2人とスイス人の親子が滞在していた。

 

 

夕食のあとウノをしていたら、停電(笑)

 

寝るしかないから寝ました。ほんと真っ暗。

 

 

9/10

翌日になっても電気は回復せず。薄明かりのなかスマホの明かりでシャワー浴びた。幸いなことに水は止まってなかったけど、同じハバナでも水出ないとこ多かったみたい。すぐ近くのカサとかも水止まってたって言ってたから、ラッキーだったわ。

 

この日は何をするでもなく、ただただまったりデイ。朝ごはんは出るから、ろうそくの明かりのもとおいしいマンゴーとかったいパンを食べ、お昼まで寝た。っていうのも理由があって!お腹痛くて!


昨日の夕食のときに出された水がおいしくなくて、それくらいしか思い当たらないんだけど。でもまあなんとか乗り越えました。私よりも重症な人もいたから、私のなんて全然。でもここから2週間くらい食べると腸が痛くなる謎の症状に悩まされた(過敏性なんたらっぽかったけど、やっと最近治った)

 

 

この日はどんどん避難者がうちのカサに舞い込む日でした。

空港行ったけど空港自体が閉まってたとか、被害の大きかったトリニダーからやっと帰ってこれたとか(1日以上なんも食べてなかったみたい)大半が飛行機キャンセルになって行き場を失った人たち。この日はベッド全部使われていたかな。日本人も韓国人も増え、携帯すられた挙句フライト1週間先に延期になったかわいそうなカナダ人もやってきて。

 

みんなの懸念はただ1つ。飛行機が飛ぶのかどうか。

それぞれが「本当は○日にフライトの予定だったんだけど、さっきキャンセルのメール来て、でも振替まだ決まってなくて、でもさっきの人は○○エアラインで○日に取れたって言ってたから私も○日に取れたらいいんだけど、でも電話も通じなくて、どうしよう。○日までに帰らなきゃいけないから最低○日にはここを出なきゃいけない。」みたいな。

みんな別の日のフライトで、違う航空会社だから、違うストーリーがあって、今でも誰がどういう状況だったか覚えてるもん(笑)

 

私は12日のinterjetのカンクン行き。この日は10日。ハリケーン自体はハバナから去ったものの(晴れてはいる)電気も水も止まった空港は機能していないようで。

 

自分の状況を説明すると、

12日のフライトに乗れないと、カンクンーポートランドもポートランドー東京も乗れなくなる。そしてすべて別の航空会社だから保証や振替などはないから、どうにかして飛んでもらわないと困る!そしてこの時点ではキャンセルのメールなどなし。でもメキシコの格安航空会社、本当にメールは来るのか、どこまで信頼していいものか。しかも飛行機は飛べるってなっても、空港が閉まったままだったら意味ないし。

 

wifiが使えるホテルまで行って(人が溢れかえってる)確認するも、メールもないし、ウェブサイト行っても自分に関係するフライトの情報は更新されておらず。

 

お願いだ〜〜〜飛んでくれ〜〜〜〜〜!!!

 

ちなみにネットが必要になった人が増えたからか、ホテルのフロントもwifiカード売り切れ。wifiカード欲しいって言ったら、最初15分待ってくれって言われて、そのあと行ったらもう20分待ってくれ言われた。さすがキューバ。

 

カサにいる人たちみんな交互にwifi使いに行ったりするから、「なんかアップデートありました?!」って情報交換たくさんした。いや、みんな同じような状況だし、希望の光はなかったんだけど、少しでも多く知りたいし、みんな1日でも早くキューバを脱してほしいと思ってたから。

 

いや、キューバはいいとこなんだよ、好きだし。でもお店もレストランも開いてないし、電気もないし、ネットもないし、この時点でキューバに2週間近く滞在している人たちばかりだったので、みんな早く帰りたい気持ちが大きかった(笑)

 

なにかしらね、「空港が○日には開きます!」とかね、オフィシャルの情報があれば良かったんだけど、なんもないから(笑)もう祈るのみ。

 

こっちからは繋がらないから、日本の親や友達に電話してチケットを取り直してもらった子とか、もう諦めて別の経路で帰る人とか、みんなどうにかして帰る道を確保。でもそれらも100%飛ぶ保証はないから、不安は尽きない。

 

この日の夜も明かりのないまま、みんなで話したり。エアコンがなくて暑いから、とにかくベランダにいた風を感じれれば全然マシ。キューバ人がみんなベランダに座ってぼけーっとしてる理由すごいわかったわ。

 

ただこのカサ、とにかく立地が良くて、

目の前がカピトリオ(旧国会議事堂)だから「永田町に住んでるようなもんだね!」って言ったり、「暗いってことは、きっと星がきれいに見えるぞ〜!」って励ましあってた(曇ってたから星は1つも見えなかった)

 

そんな外が真っ暗ななか何か食べるものを!と出かけていった人たちいたけど、結局何も食べられなかったみたい。

 

 

9/11

interjetを使用する人が朝イチで空港へ。キャンセルのメールはたしか来てなかったんだよね、だからやたらと自信を持って(笑)出ていったようで。

 

でも、お昼前に帰ってきた(笑)

 

「○○さん帰ってこないってことは飛んだんじゃない?!」「よっしゃー!」って勝手に盛り上がってたとこに、ご帰宅だったから「え〜〜帰ってきたよ〜〜〜」「まじか〜〜〜」と失礼な対応。

 

結局この日も空港は開いておらず(いや、開いてはいるけど、カウンターに人はいないし、何の表示もない)そもそも飛行機も待機しておらず。

 

そのあとその人と、もう1人interjetを使う人と私で、少し離れたところにあるinterjetのオフィスへ。

 

木すごい倒れてた。

 

その一角にはデルタなど他の航空会社のオフィスもあったんだけど、どこも開いておらず。ちょうどそこがwifiが飛んでいたのでinterjetのウェブサイトに行ってみたら、今日の分までのハバナ発着便と、少し離れた日のマイアミ付近のフライトはハリケーンのためキャンセルとアップデートあり。・・・ってことは明日私の分飛ぶんじゃない?!とやっとここで一筋の光。

 

帰ってその情報をシェアするも、エアカナダは13日からしか予約できないとか(私のフライトは12日)う〜〜〜〜んわからんぞ〜〜〜〜〜〜。

 

あ、電気はこの日の朝、復旧しました。電気のある感動たるや。でもまだ電気ない地区もあって、改めてラッキーだった。部屋クーラーつけっぱなしにしてて、多分ここが今ハバナで1番快適って思ったわ。

 

最後にwifi使うために外出たら

太い木が倒れてたり

 

街灯も倒れていたり。

 

電気復旧したとはいえ、まだまだ暗い夜でした。(働く気もないしやることもないから、停電の間お酒の売れ行きがとても良かったらしい。ビバキューバ)

 

 

9/12 

11時のフライトのため8時にカサを出る。

朝焼けきれい。

 

とりあえず空港に行ってカウンターで話を聞きたい(それが1番確か)という人たち3人とタクシーをシェアして空港へ向かいました。

そのうち1人、韓国人の子は、昨日の夜の時点で12日のフライトが確定してたものの、マイアミ乗り換えだったため、朝になってキャンセルのお知らせ。シャンプーも何もかも使い切って帰る気満々だったため、テンションの落ちよう半端ない。そりゃそうだ。自動振替で14日になってしまったからそれをどうにか13日にできないか交渉しに行くみたい。

 

でね、タクシー降りても、飛行機は見えないし、人は少ないしで、さっそく泣きたくなる。空港入っても、電光掲示板なにも書いてない、、、??

 

とりあえず、interjetのカウンターに行ってみたら、、、

飛ぶ!!!!!

Cancun On Timeの表示!!!!!!!

歓喜!!!!!!!

こんなに搭乗券を手にして嬉しいことは今までなかった!!!!!!

 

ということで、あのカサにいた人のなかで1番にキューバを脱出することに成功しました。みんな、さらばだ!!!!

 

 

っていうか毎年ハリケーン来てるのに、これ毎年繰り返してるの?(確かな情報がないこの感じ)

と嫌味を言いたくなるとこですが!これもキューバ!ハリケーンを体験するという貴重な体験ができたし!行動できなかった分いろんなおもしろい人たちとお話できたし!全部ひっくるめて楽しかったです!

 

まあ予定通りに飛んだからこそ言えることかもしれないけど(笑)

 

 

うん、

もうハリケーンのシーズンには中南米には行きません!!!!

 

 

長くなりました。おわり。